フォードエクスプローラーとブロンコ

フォードエクスプローラーは、ブロンコという名前の4WD車を前身にもつ車で、当時はまだSUVという言葉がありませんでした。ボディはミドルサイズで、エンジンはV8という車で、燃費は悪くガソリン食いでしが、大きさは手頃でパワーはありました。ブロンコがフルサイズになった頃から巨大化して、日本の細い道路では大きすぎて、走るのは難しいくらいでした。その頃にはブロンコUというのモデルが作られて、今のフォードエクスプローラーの原型になったモデルです。ミドルサイズのSUVとはいうものの、アメリカの基準でのミドルサイズですので、トヨタのランドクルーザー100あたりとほぼ同じ大きさで、かなり大きいと言えるでしょう。初代のフォードエクスプローラーの発売は1990年で、ブロンコUよりもさらに排気量が大きくなり、4000ccでV8エンジンでした。それ以外はブロンコUとほぼ同じフレームを使っており、SUVが普及期に入った時期です。発売当初のフォードエクスプローラーはかなり売れて、SUVでは売上トップでした。

フォードエクスプローラーの人気

フォードエクスプローラーはフォードのSUVというよりも、アメリカを代表するSUVと言ったほうがしっくりくるでしょう。最近10年間ではSUVの人気が高かったですが、石油がこれだけ高騰してしまうと、燃費の悪いSUVは敬遠されてしまいます。フォードエクスプローラーは、ブリジストンとの訴訟問題からようやく立ち直ることができてきたところに、石油高騰の影響をこんなに受けてしまうとは、つくづく運に見放された車といえるかもしれません。これまでアメリカでは絶大な人気を誇っているものの、日本国内ではオーバースペックというかオーバーサイズで、あまり売れてはいないようです。

フォードエクスプローラーの使われ方

フォードエクスプローラーのモデルチェンジは5,6年おきで、現在は4代目になるわけですが、プロトモデルのブロンコと比較すると、かなりアーバンテイストになっていて、オフロードの4WD車とは言い難い感じになっており、現在のSUVは、ほとんどオンロード主体で利用されているということができるでしょう。限定販売ですが、ピックアップモデルも販売されてのは注目です。ピックアップで荷台がある分、4輪駆動車らしいテイストになっており、レジャー機材やキャンプ用品を運ぶにはいいでしょう。SUV車の使われ方は、日本でもアメリカでも大差ありませんので、人気が出ることはほとんどないでしょう。

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